育児・家事・仕事
子どもがいる世帯での悩み事として、この3つのバランスの取り方は多くの人がぶつかる壁だと思います。
ひと昔前の世代ではそれぞれの役割がはっきりと分かれている場合も多かったかもしれませんが、今は時代やルールが変わってきています。仕事も男女問わず働く機会が増えた以上、家事もバランスよく分担する必要があります。
そして子どもが生まれたら、当然ながら育児という項目が夫婦共同の役割として加わってきます。
夫婦間や家庭によって、環境や考え方が異なって当たり前なので、明確に正解があるわけではありません。それでもちょっと家庭内での役割バランスが悪い、うまく回っていないと感じる方に向けて、私なりのアドバイスができればと思います。
育児・家事・仕事のバランス
先にも触れましたが、昭和や平成初期の「男性は仕事、女性は家庭」といった価値観でした。でもこんな考え方は既に時代遅れで、現在は家族全体が平等にあらゆる機会と責任を持つ時代になっています。
「家事と仕事」の在り方
働く理由はお金ややりがいなど人それぞれですが、働く機会は現代では男女平等に与えられた権利であるといえます。(現状が本当に平等化どうかという現実は一旦置いておくとして…)
夫婦が共に働いて家計を支えているのであれば、生活するための家事も夫婦で分担されなくてはいけません。
「育児」は家族全体の責任
育児というのはそもそも誰か一人で行うものでなく、親や家族、広い定義では社会全体で行っていくものです。
その中でも特に親は男女関係なく、平等に子育てに関わる権利を有しています。ここを勘違いされることもありますが、子育てはもちろん義務でもあるのですが、権利でもあります。父親・母親の両方が積極的に子どもと関わろうとする姿勢が育児の正しいあり方です。
バランス調整のための手段
では実際に、夫婦で家事・育児・仕事のバランスを取るためにはどうしたらよいか。次のアドバイスを参考にしてみてください。
役割分担を考える
まずは完璧にでなくても良いので、家事や育児に関わる役割をお互いに相談しながら割り振りましょう。一緒にやるべきこともありますが、どちらか得意な方に任せた方がストレスなく回るだろう事も沢山あると思います。そういったタスクは各自の責任でやるべきこととして仕分けしていきます。
家事や育児のタスクをお互いが分担することで、全体の負担を軽減することができます。お互いが得意な役割や時間的な余裕のある人が負担を軽減することが大切です。
コミュニケーションを大切にする
山ほどある家事や、幼いうちの育児をこなす上で夫婦間の連携は必要不可欠です。そこでお互いのスケジュールやタスクを共有し、相手の負担を理解することが大切です。コミュニケーションがないと、お互いに出来てるつもりでも現実に困っている事や、状況によって難しい事が上手く回らずに、お互いに不満を溜めてしまう結果となります。
定期的に家族で話し合う場を設けて、家事や育児の担当やスケジュールを共有することがおすすめです。
仕事と家庭のバランスを取る
仕事と家庭のどちらが大事という話ではないですが、やはり何かしらトラブルがあったりすると負荷が高くなり疲労やストレスの原因となります。これらは上手に解消していかないと、家族へ心配を掛けたり、最悪不満をぶつけたりと悪い方へ働きやすいです。
仕事のストレスが家庭に波及しないように、仕事の前にリラックスする時間を設けたり、仕事が終わったら家事や育児に集中するようにしましょう。
時間の有効活用
1日は誰しも24時間しかなく、その中で仕事・家事・余暇を優先度に応じてバランスよく行う必要があります。限られた時間の中で、無駄なことや自分でやらなくても良い事は上手に削減して時間の有効活用することが大切です。
ロボット家電など家事や育児にかける時間を短縮する方法を考えたり、外食や家事代行などを利用することで、自分たちの時間を確保することが大切です。
サポートを受ける
家族や友人、保育園や子育て支援施設などのサポートを上手に活用して、負担を軽減することも大切です。
わからないことは支援センターや行政の窓口などで情報として仕入れることもできます。すべてを自分たちだけで乗り切ろうとするのではなく、活用できるものはどんどん利用していくことが重要です。
まとめ
以上のアドバイスはあくまで私個人の意見ですが、まずは夫婦間の円滑なコミュニケーションと支えあう体制を築くことが何より大切だと思います。夫婦で協力しながら家事や育児、仕事のバランスを取っていき、明るく楽しい育児ライフを送れるようにしていきましょう。