子どもが生まれる前は子どもがいる生活の素晴らしさや我が子の可愛さなど、子育ての良い面についての話をよく聞きます。
でも実際に子どもが生まれると確かに幸せだし我が子は可愛いんだけど、子育てについての大変な部分が一度にやってきます。
ここで重要なのは大変さが均等に訪れるのではなく、最初から全力でパパママを追い詰めに来ることです!!
そんな過酷な状況では、元々の体力や生活スタイル、向き不向きもあるので人によっては体調やメンタルを崩してしまうこともあります。
そうなると本当は子どものことを愛しているのに、環境的な要因からそう思えなくなってしまいます。
今回は育児ノイローゼを避け、子どもとの時間を楽しめるようにするコツを私の経験から紹介できればと思います。
疲れたら上手に手を抜こう
まず子育ては重労働だという事を理解し、頑張りすぎない事が大切です。
特に一人目の時にやりがちですが、パパママも最初は当然初心者な訳ですから、しっかり育児をしようと色々なことを調べたりして張り切ってやろうとします。
でも子育ては1~2か月で終わる短距離走ではなく、十何年と続くフルマラソンより長い長距離走です。
短い期間で完璧を求めるのではなく、休憩を挟みながらゆっくりでもゴールを目指す。
全部を完璧にやるのは無理ですし、やろうとしても負荷が多きくなり過ぎてしまいます。
だから普段からペースを調整し疲れたらきちんと休む、周囲に任せれる部分はちゃんとお願いする、今日できなくても明日からのどこかで出来ればOKくらいに思う事が大切です。
一人でゆっくりする時間を作る
生活の中でずーっと子どものことを考えてしまう、常に一緒にいて全力で子どもに対して向き合い続けてしまうと一気にメンタルがやられます。
これは一人目の時にやってしまう方が多いと思いますし、我が家でもまさしくそうでした。
不安のあまり子どもが寝ている時もスマホで子育て情報を集めたり、子どもの為と色々なことを試したりととにかく子どもに全力で向き合ってしまうと、当然ながらすぐに心と身体が限界を迎えてしまいます。
ですので時には子どもと物理的な距離を取ってしまい、自分だけでゆっくりとする時間を作ることが大切です。
休日は夫婦で交代しながら、平日なら実家に甘えたり時には外注してベビーシッターサービスを利用するのもありだと思います。
一人になってやりたいことがなければ、カフェで好きなドリンクを飲むのも良いですし、天気の良い日は公園でボーっとするだけでも気分がリフレッシュされます。
情報に振り回されない
ネットでは子育て情報を検索すると、〇〇をすると良いとか、いつまでに□□をやるべきなどあらゆる情報があふれています。
また近所の公園や児童館・保育園といった場所でも、それぞれの家庭でやっている育児情報などが入ってきます。
育児情報の共有という意味では良いですが、情報に振り回されて不安になったり、あれもこれもやらないとダメという強迫観念にとらわれてしまうのは良くありません。
子どもには得意・不得意がありますし、各家庭によって心地よい環境や育児のスピードといったものがあります。
世の中の情報には適度な距離感を持って接しつつ、本当にやりたい事を無理のない範囲で取捨選択しつつ試していくくらいの気持ちでいるのが良いと思います。
子育ては家族全体のプロジェクトと考える
日本ではまだまだ男性の育児休暇の取得率は低く、必然的に女性の子育てに関わる割合は高くなります。
そうなってくると男性は外で仕事を、女性は家事と育児が正しい役割分担と思われる家庭もあるかもしれませんがそれは間違いです。
子育ては家族全員で行うものであり、どちらかに任せておくという認識自体が間違っています。
この認識が家庭内に無いと、男性は育児に非協力的となり女性はその責任を一人で背負うことになりどんどん疲弊してしまうでしょう。
子育ては家族全員が関わる一大プロジェクトという認識を持ち、それぞれが得意な分野で協力しあう、困り事はきちんと共有できるよう会話する、お互いに交代しながら休憩するといった事が当たり前にできるようにしていく事が大切です。
まとめ
子育てには通常でさえ苦労が絶えませんが、各家庭の環境や家族の状況などによっても難易度は大きく変わってくると思います。
誰にとっても子育てが楽しい事が当たり前とは思いませんが、本当は子どものことが大切なのに育児環境によってそう思えなくなってしまうことは悲しいことだと思います。
子育てに正解はありませんが、どんな場合でもまず親が元気であることを最優先して、頼れる所にはどんどん甘えながら子どもと一緒に親も成長していくことが大切だと思います。