お父さん、ちゃんと夫婦で子育てしてますか?
世の中の多くのお母さんは育児休暇を取得して、一定期間は子育てに専念しますよね。
でも私の職場も含め父親の育休取得率はまだまだ少ないような気がします。
もちろん会社や周囲の理解度や雰囲気、仕事の内容によってどうしても難しいという方も沢山いると思います。
ですが育休を取ることによって多くのメリットがありますので、世のお父さんはこれからぜひ頑張って育休を少しでも長く取得できるといいなと思います。
育児休業制度と育児休暇の違い
まず育児休業制度とは、子が1歳になるまで申出により育児休業の取得が可能な育児・介護休業法に定められた国の制度です。
それに対し育児休暇は会社へ課せられた努力義務ですので、会社によっては設けられていない可能性がありますので注意してください。
ここで大切なのは、育児休業は全員に定められた権利であり、申請が必要な点や休業期間などいくつかのルールはありますが、基本的にどのような会社に勤めていても利用可能という事です。
細かな制度については厚生労働省のHPを参照頂くと、より分かりやすく説明があります。
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/index.html
イクメンプロジェクト
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/
育休取得のメリット3つ
私は約1か月間の育休を取りましたが、その間大変ではありましたがそれ以上に良い経験と思い出を得ることができました。
そしてなにより夫婦の絆がより強く結ばれたように思います。
ここからは実際に育休を取得してみて感じた事も交えながら、父親の育休取得のメリットを説明していきます。
産後の妻のケアができる
出産後の母親は交通事故にあった直後に例えられたりもします。
実際に身体は骨盤が緩んで子宮は痛みと出血が続き、メンタルはホルモンバランスの急激な変化で不安定、そして慣れない育児と3時間置きの授乳でゆっくり休むこともできません。
私は実際にそばで妻の姿を見てから、世の母親全てを尊敬するようになりました!
妻は産後実家に帰省せず、5日間の入院を終えてそのまま私と妻と息子(赤ちゃん)の3人の生活に入りましたが、その間の食事や洗濯など家事全般は全て私の担当でした。
育児も出来ることは率先して行い、少しでも妻が休める時間を捻出する事で身体の回復はもちろん、ひどいマタニティブルーにもならず今も夫婦笑顔でお互いを労わりながら生活ができています。
育児スキルを夫婦一緒に高めていける
特に第一子の場合は、夫婦ともに子育て初心者なので右も左も分からない状態かと思います。
当然ながら赤ちゃんは何故泣いているのかも教えてくれません。笑
そんな中で夫婦が協力して試行錯誤やコミュニケーションをしながら子育てをしていく事で、これまで以上に夫婦の絆は強くなります。
慣れない育児でお互いにストレスが溜まることも多々ありますので、そんな時は交代で休んだり気分転換に外出するなどの気遣いも大切です。
一生で一度きりの子どもの瞬間を味わえる
子どもは日々成長していきますが、出産直後に戻ることはありません。
そんなの当たり前と思われるかもしれませんが、なぜか多くの父親はこの先いくらでも出来る仕事を優先して育休を取らずに育児を終えていきます。
私にとって生まれたての子どものお世話は想像以上に大変でしたが、それ以上の新生児・乳児期の子どもの姿を見れたことは何よりの宝物になりました。
育休によるお金の不安は意外と少ない
ここまでメリットだけを説明しましたが、中には給料が減る・無くなると思って育休取得を見送る方もいるかもしれません。
育児休業中は育児休業給付金というものが支給されますので、収入が一切なくなるという事はありません。
これは会社に勤めながら育児休業を取得して支払われない場合に、休業開始時賃金の67%(休業開始から6か月経過後は50%)が支給される制度です。
賃金が少なくなるので生活が苦しくなるように感じるかもしれませんが、この給付金は非課税で翌年の所得税も少なくなり、さらに社会保険なども免除となるので実際には収入が大きく目減りする訳ではありません。
まとめ
ここで紹介した内容以外にも育児休業制度には細かな支援の内容や働き方への配慮、ハラスメントの防止ルールなどが盛り込まれています。
さらに令和4年4月からは育児・介護休業法が改正されてより育児休業が使いやすくなるなど国も本気で男性の育休取得を推進しようとしています。
もちろん勤め先の企業や周囲の環境によって、育休が取りにくい風潮がまだまだある事も理解できますが、使える制度は上手に利用して、より多くの人が人生において大切な瞬間を逃さないようになっていけば良いなと思います。