5月になると日差しが強くなり、「今年も熱中症の季節がやってきたな」と感じるパパ・ママも多いのではないでしょうか。

我が家でも子どもが小さかった頃、公園でたっぷり遊んだ帰りに顔が真っ赤になっていてヒヤッとした経験があります。子どもは体温調節機能が未熟なため、大人が思っている以上に熱中症のリスクが高いんですよね。

特に近年は5月から真夏日になることも珍しくなく、「まだ5月だから大丈夫」は禁物です。準備は早ければ早いほどいいと思います。

今回は子どもの熱中症について、我が家でも実践している予防策と万が一の対処法を5つご紹介したいと思います。

子どもが熱中症になりやすい理由

そもそも、なぜ子どもは大人よりも熱中症になりやすいのでしょうか?

子どもは体温調節機能が発達途上のため、汗をかく機能が大人ほど十分ではありません。また体が小さいため体内の水分量が少なく、少し脱水するだけで体に影響が出やすいという特徴があります。

さらに、子どもの身長は地面に近いため、地面からの照り返しや放射熱の影響をダイレクトに受けます。大人が「そんなに暑くないな」と感じていても、子どもの高さでは相当な暑さになっていることがあるんです。自分でうまく「暑い、しんどい」と言えない小さな子どもほど要注意です。

①こまめな水分補給を習慣にする

熱中症予防の基本中の基本が、こまめな水分補給です。「のどが渇いた」と感じる頃にはすでに軽い脱水が始まっているとも言われているので、渇きを感じる前に飲ませるのがポイントです。

我が家では外出時は必ずマイボトルを持参し、15〜20分おきに「ちょっと飲もうか」と声をかけるようにしています。麦茶や水が基本ですが、汗をたくさんかいたときはスポーツドリンクを薄めて飲ませることもあります。

子ども用の飲みやすいストロー付きボトルを使うと、子ども自身が「飲みたい」と言いやすくなるのでおすすめですよ。小さな子どもでも自分でボトルを持てるように、軽くて小さめのものを選ぶと良いと思います。

②直射日光を避ける外出タイミングを選ぶ

気温が高くなる時間帯の外出は、できるだけ避けることが大切です。一般的に10時〜15時は気温と日差しが最も強くなる時間帯とされています。この時間帯の公園遊びや外出はなるべく短くまとめるか、ずらすのがベストです。

我が家では夏の公園遊びは午前8〜9時台か、夕方16時以降を狙うようにしています。「子どもが行きたがっているのに…」と思うこともありますが、安全第一ですし、涼しい時間帯の方が子ども自身も楽しく遊べるので、習慣にしてしまうと親も子も楽になりますよ。

外出する場合は、日陰を積極的に活用することもお忘れなく。木陰やテントがある公園を選んだり、ベビーカーにはUVカット付きのシェードを付けると効果的です。

③冷感グッズ・UVケアで体をクールダウン

帽子や冷感グッズ、日焼け止めなどのアイテムを活用することも、熱中症対策として非常に有効です。小さな工夫の積み重ねが、体への負担を大きく減らしてくれます。

我が家で特に役立ったのが、首に巻くタイプの冷却グッズです。太い血管が通っている首元を冷やすことで、全身の体温を下げる効果が期待できます。子どもが嫌がらないよう、かわいいデザインのものを選んであげると喜んで使ってくれますよ(笑)。

また、日焼け止めも忘れずに!紫外線は体温を上昇させる要因にもなります。子ども用の低刺激タイプを選んで、外出前には必ず塗るようにしましょう。帽子はツバが広めのものが効果的です。

④熱中症のサインを親が知っておく

どれだけ予防していても、子どもの体調変化に素早く気づくことが大切です。親が熱中症の初期サインを知っておくことで、重症化を防ぐことができます。

熱中症の初期サインとしては、顔が異常に赤い・体が熱い、汗をかいていない(またはダラダラかいている)、ぐったりしている・元気がない、頭痛や腹痛を訴える、めまいや立ちくらみを起こすなどが挙げられます。

「なんかいつもより元気がないな」「顔色が変だな」と感じたときは、すぐに涼しい場所へ移動させましょう。子どもは自分でうまく体調を伝えられないことも多いので、親がこまめに顔色や様子をチェックすることが大切です。

⑤万が一の応急処置を覚えておく

もし子どもが熱中症の症状を示したとき、慌てずに対応できるよう、基本的な応急処置を覚えておきましょう。

まずは涼しい場所へ移動させること。エアコンが効いた室内や、日陰の涼しい場所に移動させます。衣服を緩めて体の熱を逃がしやすくし、首の後ろ・脇の下・足の付け根(鼠径部)など太い血管が通っている部分を冷やすと効果的です。

水分を自力で飲める状態であれば、スポーツドリンクや経口補水液を少しずつ飲ませてください。意識が朦朧としている、けいれんがある、自力で水分が飲めないといった場合はすぐに救急車を呼ぶことが必要です。「様子を見よう」と思わず、迷ったら迷わず119番しましょう。

まとめ

子どもの熱中症は、正しい知識と少しの準備で防げることがほとんどです。今回ご紹介した5つのポイントをおさらいすると、①こまめな水分補給、②外出タイミングを選ぶ、③冷感グッズ・UVケアを活用する、④初期サインを見逃さない、⑤応急処置を覚えておく、となります。

夏本番が来る前の今の時期から少しずつ習慣にしていくと、暑い季節も親子で安心して過ごせると思います。我が家でも毎年この時期に「今年の夏対策どうしようか」と夫婦で話し合って準備するようにしています。

子どもたちが元気に夏を楽しめるよう、一緒に準備を進めていきましょう!