毎年6月ごろになると、我が家の息子の食欲がじわじわと落ちはじめます。気温と湿度が上がるにつれ、いつもは完食してくれるご飯をぼんやり眺めて「いらない」と言い出す……。パパとして「ちゃんと食べてくれているだろうか」と心配になることも多く、妻と一緒にいろいろな工夫を試してきました。

子どもは体温調節がまだ未熟なうえ、汗をかきやすいので夏の暑さの影響をとても受けやすいんですよね。胃腸の働きが低下してしまうと食欲が落ち、さらに体力を消耗するという悪循環に陥りがちです。梅雨から夏本番にかけての時期は、大人よりも子どものほうがしんどいということを、我が家の息子を見て実感しました。

「食べないのは仕方ない」と諦めてしまう前に、ちょっとした工夫で子どもの食欲を取り戻すことができます!今回は、我が家でも実際に効果があった子どもの夏バテ対策を5つご紹介したいと思います。どれも難しくないことばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも子どもの夏バテとは?

夏バテとは、夏の高温多湿な環境が続くことで自律神経が乱れ、体調不良や食欲低下が起こる状態のことです。大人でも辛いのに、子どもの体はさらに影響を受けやすくなっています。

子どもが夏バテになるサインとしては、「ご飯を食べたがらない」「昼間ぐったりしている」「夜なかなか寝付けない」「機嫌が悪い」などがあります。我が家でも、梅雨明けから8月にかけて息子がこういった状態になることがあり、最初は体調が悪いのかと心配しました。

夏バテ自体は病気ではありませんが、食事が取れないと体力が落ちてしまうので、早めの対策が大切です。特に成長期の子どもにとって食事は体を作る大事なエネルギー源。「しばらく様子を見よう」ではなく、できることからすぐに取り組んでみましょう。

対策1:こまめな水分補給を習慣化する

子どもは遊びに夢中になってしまうと水分補給を忘れがちです。特に室内でも汗をかいていることが多いので、「のどが渇いた」と言う前に飲ませる習慣をつけることが大切です。

我が家では、リビングに子どもが自分で取り出せる位置にマグカップを置いておいて、「1時間に1回は飲もうね」と声かけするようにしています。麦茶や薄めたりんごジュースなど、甘すぎないドリンクを冷蔵庫に常備しておくのもおすすめです。お気に入りのキャラクターのコップを使わせてあげると、子どもが自発的に飲みたがるようになりますよ(笑)

スポーツドリンクはナトリウムが入っているため熱中症予防には適していますが、糖分が多いので日常的な水分補給には麦茶や水のほうが向いています。こまめに少量ずつ飲ませることを意識してみてください。食欲が落ちている時期は、水分からエネルギーをとれるスープや味噌汁も取り入れてあげると、栄養補給と水分補給を同時に行えてとても効率的です。

対策2:食欲がわく「冷たい・さっぱり系」メニューを取り入れる

暑い日はどうしても温かいご飯が食べにくくなります。そこで、冷たくてさっぱりとしたメニューを積極的に取り入れるのが効果的です。

我が家でよく作るのは「そうめん」「冷やしうどん」「冷ややっこ」などのシンプルなメニューです。子どもが大好きなトマトやきゅうりをさいの目に切って混ぜるだけでも、彩りがよくなって食が進みやすくなります。また「氷を入れていいよ」と言うだけで子どもが喜んで食べてくれることもあり、ちょっとしたしかけが意外と大事です。

スムージーや果物たっぷりのヨーグルトも夏バテ時期の強い味方です。バナナやいちご、キウイなどを混ぜて冷凍庫で少し固めると、シャーベット感覚で子どもが喜んで食べてくれます。「食べない」より「食べられるものを食べる」を大切にして、無理に栄養バランスにこだわりすぎないことも時には必要だと思います。

対策3:エアコンの設定温度と室内環境を整える

夏バテの原因のひとつが、屋外の暑さと室内の冷えの温度差です。子どもが過ごす部屋の温度を適切に保つことが、体の負担を減らすことにつながります。

エアコンの設定温度は26〜28℃が目安です。冷やしすぎると体が冷えてしまい、胃腸の働きが低下して食欲が落ちる原因にもなります。我が家では、エアコンの設定を27℃にして、扇風機を組み合わせて空気を循環させるようにしています。体感温度も下がって電気代も抑えられるので一石二鳥です。

就寝時のエアコン設定も重要です。夜中に暑くて目が覚めてしまうと睡眠の質が下がり、翌朝の食欲にも影響します。タイマーを使って深夜には少し温度を上げる設定にしておくのがおすすめです。また、夏は特に寝具を薄手に変えることや、子どもの服装を通気性のよい素材にすることも効果的です。腹巻きを一枚させてあげるだけで、お腹の冷えを防ぎやすくなりますよ。

対策4:朝のルーティンで生活リズムをキープする

夏休みや休日が続くと子どものリズムが乱れがちです。夜更かし・朝寝坊が続くと自律神経のバランスが崩れて、夏バテをさらに悪化させる原因になります。

我が家では夏でもなるべく同じ時間に起きることを意識しています。朝起きたらまずカーテンを開けて光を浴びることで、体内時計をリセットするようにしています。これは大人も同じですが、子どもにとっても朝の光を浴びることはとても大切です。

朝食は食べやすいものでよいので、必ず何かを口にする習慣をつけることが大切です。「朝は食欲がない」という子どもには、ヨーグルト・バナナ・牛乳などの軽めのものからスタートするのがおすすめです。起きてから少し時間を置いてから食べさせると、胃腸が動き出しやすくなります。「早く食べて!」と急かすのは逆効果になることもあるので、時間に余裕をもたせてあげましょう。

対策5:夏でも食べやすい栄養補給を意識する

夏バテのときに特に意識したいのは、ビタミンB1・クエン酸・たんぱく質です。これらは疲労回復に効果的で、暑さで消耗した体を助けてくれます。

ビタミンB1が豊富な食材は豚肉・枝豆・大豆などで、クエン酸はレモン・梅干し・酢などに多く含まれています。夏らしい食材として取り入れやすいですよね。我が家では、冷ややっこに梅干しとかつおぶしをのせたり、豚肉の冷しゃぶに梅ドレッシングをかけたりすることが多いです。さっぱりとした風味で食欲がないときでもするっと食べてくれます。

また、たんぱく質は体の基礎を作るために欠かせません。食欲がないときでも卵・豆腐・しらすなどは食べやすいので、メニューに取り入れてみてください。豆腐は冷蔵庫から出してそのまま出せるので、夏の調理が大変な時期にはとても重宝しています。ただし、量より「なんでもいいから少しでも食べる」ことを優先するスタンスで、完食できなくても責めないことが親の精神的な余裕にもつながると思います。


まとめ

子どもの夏バテは、こまめな水分補給・食べやすいメニューの工夫・室内環境の整備・生活リズムのキープ・栄養バランスの意識、という5つのアプローチで予防・改善できます。

どれか一つからでも取り組んでみることで、子どもの体調が少しずつ安定してきます。できるだけリラックスして、子どものペースに合わせてあげてくださいね。

夏は子どもにとっても体力が試される季節ですが、家族みんなで工夫しながら乗り越えていきましょう!少しでも参考になれば嬉しいです。今年の夏も元気に過ごせますように!